はじめに
Cyber Risk Intelligence Summary:サイバーリスクの推移と予測を1つのレポートで
Cyber Risk Intelligence Summaryは、サイバーリスクの推移と今後の行方を示す、X-Analyticsのインタラクティブなレポートです。フレームワークとトレンド期間を選ぶと、レポートエージェントが残余リスク、対策、サイバー脅威、リスク低減アクション、サプライヤーリスクにわたる予測を作成します。作成された予測は、そのままチームや経営陣と共有できます。
最高イノベーション責任者のBob Vescioが、Cyber Risk Intelligence Summaryを順を追って解説します。フレームワークとトレンド期間の選択から、完成したレポートの5つのセクションまでを紹介します。
主なポイント
- Cyber Risk Intelligence Summaryは、サイバーリスクの要約を1つのレポートにまとめてほしいという顧客の要望に応えて作られました。
- 2つを選ぶとレポートを生成できます。フレームワーク(CIS 8.1またはNIST CSF 2.0)と、前月比や前四半期比などのトレンド比較です。
- 5つのセクションで、残余リスク、対策、サイバー脅威、リスク低減アクション、サプライヤーリスクを扱います。
- 予測では、過去の推移をもとに残余リスク、コントロールの有効性、サイバー脅威の先行きを示します。
- リスク低減アクションのセクションでは、プロジェクトの完了に伴ってサイバーリスクがどのように減少するかを示します。
Cyber Risk Intelligence Summaryとは?
X-Analyticsのレポートエージェントで、プロファイルから推移、予測、主なインサイトを取り出し、1つのインタラクティブなレポートにまとめます。X-Analyticsは顧客やパートナーからのフィードバックをもとにこのエージェントを構築しました。セキュリティチームやリスクチームは、サイバーリスクがどう動いているか、何がリスクを低減しているかを1か所で確認できます。
レポートの生成方法
レポートは4つのステップで生成できます:
- 「Create Report」をクリックし、「Cyber Risk Intelligence Summary」を選択します。
- レポートで扱うフレームワークを選択します(CIS 8.1やNIST CSF 2.0など)。
- トレンド比較を選択します(前月比や前四半期比など)。
- 「Build Report」をクリックします。
レポートの内容
レポートは、プロファイルの主要指標から始まります。脅威、固有リスク、コントロールの有効性、残余リスクなどです。各指標には、選択したトレンド期間中にどう変化したかが表示されます。その後に5つのセクションが続きます。
| セクション | 表示内容 | 予測 |
|---|---|---|
| 1. 残余リスク | 残余リスクの推移、損失カテゴリ別の内訳、リスクグリッド | あり |
| 2. 対策 | コントロールの有効性の推移、機能別スコア、コントロール有効性グリッド | あり |
| 3. サイバー脅威 | 脅威の推移、脅威グリッド、業界の評価基準、脅威カード | あり |
| 4. リスク低減アクション | プロジェクトとそのリスク低減・ROI、主なインサイト | あり |
| 5. サプライヤーリスク | リスク上位のサプライヤー、OSINTスコア、サプライヤー関連ニュース | なし |
セクション1:残余リスク
このセクションでは、残余リスクのこれまでの推移を示し、過去の結果の移動平均に基づく予測を加えます。残余リスクをデータ侵害や業務中断などの損失カテゴリ別に分けて示し、損失カテゴリで絞り込めるインタラクティブなリスクグリッドも含まれます。
セクション2:対策
このセクションでは、コントロールの有効性を追跡し、過去12か月に基づいて今後を予測します。各機能(統治、識別、防御、検知、対応、復旧)をスコア化し、機能ごとの推移と、それぞれに残っているリスク低減の機会を示します。ウォークスルーでは、リスク低減の機会が最も大きかったのは防御機能で、次いで識別機能でした。コントロール有効性グリッドは、資産別または脅威別に高い順で並べ替えることも、固定の並び順に戻すこともできます。
セクション3:サイバー脅威
このセクションでは、サイバー脅威の推移と今後数か月の予測を、脅威グリッド全体とあわせて示します。脅威キャリブレーションエージェントの結果を使って各脅威カテゴリを業界の評価基準と比較し、各脅威の深刻度を示します。
また、各脅威カテゴリにどれだけのエクスポージャーがあるかを損失カテゴリ別に示します。ウォークスルーでは、Webアプリケーション攻撃のリスクが最も大きく、その大半はデータ侵害によるもので、知的財産の窃取を含む不正流用も目立つ割合を占めていました。続いて脅威カードが、すべての脅威カテゴリを抱えるリスクの大きい順に並べ、それぞれの詳細情報を示します。
セクション4:リスク低減アクション
このセクションでは、Plannerからすべてのプロジェクトを取り込み、各プロジェクトの期間、進捗、リスク低減、投資対効果を示します。予測グラフは、プロジェクトの完了に伴ってサイバーリスクがどのように減少するかを示します。ウォークスルーでは、プロファイルが抱えるサイバーリスクは2,060万ドルで、プロジェクトの完了に伴い、予測は11月以降段階的に下がっていきました。
主なインサイトでは、開始日を大幅に過ぎていてPlannerでの整理が必要かもしれないプロジェクトなど、注意が必要な点を指摘します。
セクション5:サプライヤーリスク
このセクションでは、主要なサプライヤーをリスクの高い順に並べ、各サプライヤーのOSINTスコアと財務エクスポージャーを示します。サプライヤーテンプレートが完成していないサプライヤーには、OSINTスコアのみが表示されます。また、過去60日間のサプライヤーエコシステムに関する関連ニュースも表示されます。ベンダーとの協議や、契約更新時に新たな条項を追加する際に役立ちます。サプライヤーデータはサプライチェーン分析エージェントから取得されます。
レポートの共有と編集
レポートを共有可能なアーティファクトとしてVaultに保存します。Vaultで「Edit」をクリックすると変更を加えられます。3点メニューを開くと、X-Analyticsの内外の人と共有したり、ダウンロードしたり、名前を変更したりできます。
よくある質問
Cyber Risk Intelligence Summaryとは何ですか?
X-Analyticsのインタラクティブなレポートで、残余リスク、対策、サイバー脅威、リスク低減アクション、サプライヤーリスクにわたって、サイバーリスクの推移と今後の行方を示します。
レポートはどのフレームワークに対応していますか?
フレームワークはレポートの作成時に選択します。X-Analyticsのユーザーの多くは、CIS 8.1またはNIST CSF 2.0を選んでいます。
予測はどのように算出されますか?
各予測は、プロファイルの過去の推移をもとに先行きを見通します。残余リスクには移動平均を、コントロールの有効性には過去12か月を使用します。
リスク低減アクションのセクションのデータはどこから取得されますか?
Plannerで作成したプロジェクトから取得されます。各プロジェクトの期間、進捗、リスク低減、投資対効果が含まれます。
レポートをX-Analyticsの外部と共有できますか?
はい。Vaultに保存してから、X-Analyticsの内外の人と共有するか、ダウンロードできます。
レポートについてご質問がありますか?X-Analyticsのカスタマーサクセスチーム(customersuccess@x-analytics.com)までお問い合わせください。
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Vault:アーティファクトの保存、注釈、共有
作成したアーティファクトを保管し、ご自身のメモを追加して、ご自身が管理するアクセス権で共有できます。
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